「未来を担う子どもたちへ」 株式会社アミーゴしまね
「未来を担う子どもたちへ」
株式会社アミーゴしまね 代表取締役 百合澤 正志
山陰合同銀行が株式会社アミーゴしまねの寄贈型私募債(教育機関寄贈型)の発行を受託しました。
今回の寄贈型私募債により、しんじ幼保園にイベント用ワンタッチテント1点、プール用玩具数点が寄贈されることとなり、両社による令和元年5月24日受け渡しのセレモニーが開催されました。
寄贈に当たりしんじ幼保園の隱田園長は
「とても苦しい財政状況の中で今回のような寄贈は本当に助かっています。広い園庭には日影がないので今回寄贈頂いたテントは園児たちの熱中症対策に役立てたいと思います」
と述べられました。
今回の寄贈型私募債の発行にあたり、自身のこれまでの歩みや地域に対する思いについて株式会社 アミーゴしまねの代表取締役 百合澤正志氏に話を伺いました。
Q.株式会社アミーゴしまねの現在の事業について
A.介護福祉施設、NPO法人、人材派遣サービスを含め、現在9つの事業所を運営しています。
Q.私募債発行についての想い
A.寄贈型私募債(教育機関寄贈型)を選択した理由については、これからの日本を背負っていく子供たちに何かしてあげたいと考えたからです。 私募債の話を山陰合同銀行に頂いたことは非常に光栄に思っています、これも借入に対する返済の実績が認められたからなのだと。 これについては従業員の協力があったからこそ成し遂げることができました。
Q.現在の事業の起こすきっかけについて
A.私は昭和42年から平成13年までの35年間、ブラジルで胡椒農場の経営に携わっていました。成功を収め経営を息子に譲り日本へ帰国した際に、今までお世話になった日本の方々に何とかして恩返しをしたいと思い、日本でも再び何か事業を起こしたいと考えるようになりました。そんな中、 日本は少子高齢化の時代になっており、(高齢の親族を)受け入れる施設がないという事が分かったので、ブラジル在住中に日系の福祉団体の理事を務めるなど医療や福祉には強い関心を持っていたことから、地域貢献の事も考え介護福祉の事業を起こそうと思い立ちました。
Q.従業員と職場環境について
A.弊社では若い従業員も多く、同業種に比べ比較的、定着率が良い方だと言えます。
その理由は従業員の給料を可能な限り昇給をし、ボーナスを増やすなどして、利益を従業員に還元しているからだと思われます。
日本で起業したての頃は日本とブラジルとで従業員の文化の違いに非常に戸惑った経験があり、それが今の社内環境を作り出す一助になっているのでしょう。
この業界では人材の確保がとても難しいので、従業員が辞めることなく安心して働ける職場環境を作っていけるよう日々考えています。
Q.今後の事業について
A.近年、介護福祉業界は人手が足りずどこの施設でも人材不足で苦労しているため、業界全体の事を考え人材派遣のサービスをはじめました。 また、斐川の方では村田製作所で働く従業員の住むところが足りないという話を耳にしたので、弊社で所有している土地にアパートを建て不動産の分野にも進出しようと考えています。
ブラジルで培ったフロンティアスピリッツで今なお新たな事業に取り組んでいく百合澤氏。 その、バイタリティの源は、地域のため、未来を担う子供たちのためという「奉仕の精神」と、尽きることのない「感謝」の心なのかもしれません。
株式会社アミーゴしまね
住所 島根県松江市宍道町佐々布2130番地1
電話 0852-66-7024